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企業法務コラム

確定拠出年金コラム

社長!企業型確定拠出年金のメリットって何だと思いますか?

今日は企業型確定拠出年金のお話です。
今まで、企業型、個人型を区分せず、確定拠出年金している個人のメリットのお話をしてきました。
もちろん、社長も確定拠出年金に加入している個人です。
でも社長という立場であれば、企業側の立場でもいろいろ考えなければいけません。
そんな社長のためのコラムを書いてみました。

社長の想い

  • 社員には十分なことをして上げたいけど十分な資金がない。
  • 経費を削減したい。
  • 節税したい。
  • 利益を上げたい。
  • 良い社員を育てたい。
  • 良い人材を確保したい。

などさまざまな気持ちがあふれてきますよね。
私も経営者の端くれですので、お気持ちは十分わかります。

社長の悩みを解決する夢のツールとは?

もし、これらの社長の悩みを解決する夢のツールがあったとしたら、どうしますか?
実は、あるんです。もうお気づきですよね?(笑)
それは、「企業型確定拠出年金」を導入することです。
初めに申し上げておきます。
確定拠出年金は、国の制度です。

国の優遇された制度を使って(税制優遇を利用)、自分の手で(自分の将来の年金を作る)、効率的に(銀行の積み立てより無駄なく投資できる)、自分の豊かな未来(老後)を作っていく、お金の育て方(毎月コツコツ積み立てをする)。

これをするのが確定拠出年金です。
これを社長が、会社に導入するんです。

企業型確定拠出年金の現状

現在、企業型確定拠出年金はほとんどが大企業しか導入されていません。
金融機関が儲からないから、中小企業はなかなか入ることができませんでした。
ところが、中小企業でも、一人社長の会社でも、企業型確定拠出年金に加入することができるようになったのです。
そんな大企業だけにしかなかった制度が、中小企業の福利厚生としてあったとしたら。
いろいろなことが想像できますね。
とてもワクワクしませんか?

企業型確定拠出年金を導入した場合のメリットは?

  1. まずは、社員にとってもメリットが多いので、俄然、仕事のやる気が出てきます。
  2. 大企業に就職していた社員が、転職先として候補に入れることができるため、優秀な社員を取れる可能性も出てきます。
  3. 投資教育をすることにより、社員にお金の教育をすることができます。
  4. 万が一、会社が倒産しても、確定拠出年金で拠出した分は社員のものになります。
  5. 確定拠出で拠出した分は会社の経費になります。
  6. 場合によっては、社会保険料の削減になります。
  7. 社長個人の所得税、社会保険料も安くなります。

このようにメリット盛りだくさんです。
こんな良い制度はないですよね。

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